黄ばんだ紙切れ

かっこ悪いけどかっこよかった~田園ボーイズ・最終回

こんにちは!嶺谷です。
1月に入ってから各地で放送が始まった推しの初主演ドラマが遂に最終回を迎えました!!
というわけで感想です。いや歌合エントリーは? はい。散々「書かなきゃ~」とかツイートしておいて永遠に上げてませんね。いらんわそんな詐欺。なかなか進まず筆休めにこっちを書き始めたら先に書き終わってしまいました。いずれ上げます。

 

 

さて。

denenboys.com

ジャンルとしては昨年あたりから急激に増えた(気がする)2.5周辺の若手俳優大量起用ドラマの一つ、なんですかね。大体みんなローカル局で深夜帯にやっててやたらとイベントがある(偏見)。それ系。
ホストクラブが舞台の話だからなんでしょうけど、先行上映会が「プレオープンパーティー」だったり感謝イベントが「アフターパーティー(クルーズでのランチ)」だったりして名称がいちいち地味にツボでした。あとてっきり12話まであるもんだと思い込んでたら半クールしかなかった。サクセス荘の時10話までだと思ってたら12話まであって得した(得したわけではない)ことがあったのでその分だと思って割り切りたい。

絶対と言っていいほど毎話それぞれに「今週このシーンやりたかっただけやろ!!www」って感じの部分があってめちゃくちゃツッコミながら見てました。1話ずつ振り返っていってみたいと思います。

 

第1話

シンジを説得するときに出るカタオカ先輩の「そうだよマイメン!」がいつもウケちゃうんですが、上映会行ったら別に誰も笑ってませんでした。かなしい

改めて考えるとメインキャラ大体みんなこの1話の登場2分くらいのシーンだけでキャラクター性がわかるの、すごいですね?
主人公は抜けてて自己肯定感低めでパッとしないモラトリアム青年。続くカタオカ先輩も速攻でモテる!金持ち!意識高い系!!っていう人となりがすぐに確立される。テンプレみたいな意識高い系言動は後に伏線だったと分かるんですが。子分ポジションのジロウと、登場は一瞬だけどどうやら何か巻き起こしそうなヤスオ。
物語の導入としてすごく分かりやすくて優秀な第1話だったのかな……って今思いました。普段もっと何も考えないで見てます。

この回のやりたかっただけやろシーン・学ラン(&告白)。
本当にこの回想が唐突すぎて!絶対サービスショット(?)的に学ランを着せたかっただけだと思うんですけど!笑 問題は推しが何をどう頑張っても中高生には見えない!!!笑
最初観たときはウワーーーーーーーー制服!!かっこよ!!!ってテンション爆上がりしたんですが何度も見返してるうちに、いや…これ、流石にティーンではねえな?と思ったらめちゃくちゃ面白くなってしまいました。いや本当にかっこいいんですけどね!!!??

メイン4人がジェンガしてる謎のEDでまた笑いました。

 

第2話

 最終回後の今見ると、ガソスタは売らないって告げられた時のカタオカさんこりゃあ焦ってるし苛つくだろうなという気持ちになりますね。
ラストシーンのジロウのすっ転び方がアクロバティックすぎてビビります。2話に限らず全体を通してなんですが、ジロウがいつでもオーバーなくらいカッコ悪いけど気の良いキャラで徹底してくれてるからギャグが楽しいしシンジはかっこいいんですよね。ベテランってすごい。

そしてこの回のやりたかっただけだろパート・タンクトップで料理するカタオカさん。本当に面白すぎる。勘弁してほしい。
手際が鮮やかで筋肉が綺麗でかっこよくてそりゃすごいんですけど……!その高いところから塩振るモーション2年ぶりくらいに見たわ。ゲラゲラ笑いました。
あと1話から思ってたけどなんでいろんな穴から煙吹くんだろう。

 

第3話

ゲスト回。あとガチのホストクラブでガチのホストの皆さんと一緒に撮ったらしいです。

前話を受けて完全にホストに夢見てたシンジが現実に薄っすらと失望するのがめちゃめちゃ良い。でもその失望を怒りを経て情熱に変換できるところが最高に少年漫画の主人公でアガります。

鳥さんのキャラがすごい良かった。でも「便器を舐めてみろ」というこわすぎパワハラと謎サービスシーン…サービスなのかこれは??どの層向けの???
そしてそれ以上に君沢さんのパワハラが怖すぎる。今時こんなホストクラブあるのかな(今も昔も知らんけど)……と思ったらやっぱり普通はないみたいですね。そりゃそう。
「本気でかっこつけていこうぜ?」っていう台詞がめちゃくちゃ好き。

この辺りからカタオカさんの追い詰められ具合と焦燥が顕著になってきて、大体察しがついてきます。女のあからさまな泣き落としを突き放せないカタオカさん。序盤で腹パンされてた子の話が伏線だったんだなあ。
あと遂に出てくるキャサリン。絵に描いたような悪い女。正直1話で名前だけ出てきたときはギャグだと思ってました。こんなにガッツリ話に絡んでくる名前になると思ってなかった。

 

第4話

わざわざ鬱陶しがってた同級生の家でダンスの練習するヤスオくん。かまちょなのか?
ワンチャン1回目はシンジの家だって知らなくて、田舎に他に大きい窓がある建物なんてなかった可能性もありますが……2回目は!確信犯だろ!!笑
でもそのダンスがえげつなく上手い。振りも田中くんが自分でつけてるの知ってびっくりしました。

いよいよ物語中にも登場したホストスーツ姿。こんなに赤スキニーが似合う推しってすごいな……いや2年前から履きこなしてるし今更なんですけど。あとどちらかと言えば男っぽい顔立ちのヤスオがリボンで可愛いスーツなのがとても好きです。
けどラストのダンスシーン!!!!
いきなりすぎて超笑いました。ここまでずっと普通に楽しんでたんですが、4話ラストにして「お前ひょっとしてやべードラマだな?」という感想が残る。面白すぎる。

 

第5話

いよいよ最終回に向けてのでかい前振り回です。頭から酒ぶっかけられて「最低」って吐き捨てられる推し。
プレオープンするクラブ田園の内装……そのハートの風船必要だった?笑と思ったらラストでナオヤ(借金取り)に叩き割られるという予想外の効果を発揮してました。必要だったんだな。

3話で殴られてた子もそうですが、モブのホストが痛めつけられるシーンを出すことで間接的にカタオカさんが受ける・もしくは受けた仕打ちを描いてるのがすごい好きです。

 

第6話

醜い!!!汚い争い!!!!最高!!!!!!!
見てて居たたまれなくなるような男たちの罵り合い。ジロウは怒ってるとはいえいつもの調子、ヤスオが裏切られてこういう反応、までは予想がつきましたが、シンジのリアクションがゾワゾワしましたね。ブチ切れてテーブルやソファを蹴り壊すヤンキー仕草にテンションが上がりました(変態?)。
シンジってここまでそんなにとっかかりのないキャラクターだったんですよね。まあザ!主人公というか。純粋で愚直で根性一本で、周りに影響されやすい。そして1話以来シンジの内面をガッツリ描写してるシーンって実はそんなになかった。
それがここに来てブチ切れ・責任の押し付け合い・自己保身。たまんねーな。
お人好しなシンジにもこんな人間臭いところがあったのか……と思ったらめちゃくちゃ興奮しました。この話を見て自覚しましたが、多分私は人間の汚いところぶちまけるような推しの演技が好きなんだと思います。こんなに刺さると思わなかった。
その後のシーンですぐおトヨさんに土下座してみどりさんにリベンジを申し出て、最後には裏切ったカタオカさんを救うためにまた走り出して、と今までのシンジに戻ってるのがまた良い。怒りで豹変したわけじゃなく、どっちもこの男の本性なんだなという気がして。にしてもこんなに推しの土下座見るドラマあるか?

カタオカさんも前話ラストから冒頭と、汚くてかっこ悪くてとても好きです。どうしたって裏切った事実は変わらないのに震える手で精一杯去勢張ってかっこつけて命まで捨てようとする男、業が深い。でもドシリアスなシーンだと思ってハラハラ見てたら急に2話ぶりに煙出すから吹きました。
あと人命救助とは言え咄嗟に借金肩代わりしようとしちゃうみどりさん。生粋の貢ぎ体質で心配になる。

なんやかんやでキャサリンは逮捕されカタオカさんも助かりますが(ご都合主義)、冷静にならなくても歌舞伎町からお台場まで流されて生きてるのヤバすぎる。そこからどうやって田園まで帰ってきたんだろう。多分考えちゃいけないんだと思います。

 

そして俺たちの冒険はここからだエンド
あ~~~~OKOK2期ね……アフターイベで発表ね…そういやメイキング円盤にはあるのに本編で見なかったシーンいくつかあるわね……と思っていたら、まあ案の定イベで発表ではあったんですが、

 

www.youtube.com

劇 場 版

 

 

いやマジか!!!!!!!!????(爆笑)
映画は想定外でした。めちゃくちゃ声出た。
あとなんなんでしょうねこの特報。こんなに乱闘したり流血するような話でしたっけ?まあそれなりに物騒ではあったけど。

でも待ちに待った推しの映画初出演ということで!!!めでたいです!!!!やったー!!!!
ちょうど上映会で「舞台もドラマも大好きだけどやっぱり映画ってまた違った特別さがあるよなあ、いつか出てるところを見られたらなあ…」なんて考えながらスクリーンに映る推しを見てたんです。そしたらもう決まってた!!!!なんならもう撮ってた!!!!!笑
初出演が主演、しかももう楽しいことが目に見えてる作品ってすごい幸せなことだと思います。今年のいつ公開になるのかはまだわかりませんが楽しみでなりません!通っちゃお!(能天気オタク)
舞台挨拶や上映会の類もありそう。映画のイベントは行ったことがないのでそれも楽しみです。

 

思い描いたことをどんどん叶えていってしまう推しが眩しくて仕方ない!やっぱり好きでよかったな~!!

1か月半のドラマ版、ありがとうございました。映画も成功しますように!!