黄ばんだ紙切れ

推しがグランドミュージカルに出ます

こんにちは。はい。もうタイトルの通りです。

本日午前4時、全く予想していなかった角度から急に叩き込まれたブローにもうめちゃめちゃにやられてしまってからどうにもならないまま、1日の終わりを迎えようとしています。嶺谷です。

 

 

今朝目を覚ましてから、ぼんやりした頭のまま何とな〜くスマホをいじって、何とな〜く推しのサイトをチェックしようとしたんです。日課なので。

そうしたら、

 

 

 

 

…は?

えっ、いや、いやいやいやいや…………

 

いや………………

 

 

 

 

え?まじじゃん

 

ということで推しが4月1日から、エストサイドストーリーSeason3ベルナルド役で出演することが決定いたしました。

 

 

いやちょっと待って

まじで

 

本当に……朝から何一つ手につかなくて…………

机に向かってても物食べてても道歩いててもただもう呆然としてしまって、

え、だって、推しが??ウエストサイドストーリー?????ベルナルド??????アンサンブルからスタートとかですらなく?????

人間って本当にびっくりすると、めでたいことでも恐怖を感じるんですね。頭が真っ白になって指先だけがやけに冷えて、動悸と涙で視界が滲んだ。あれは確かに恐怖だった…

 

 

どうしてこんな大混乱を起こしているのか

ここまで読んでいただいた内容ではただただパニックを起こしていることしか伝わっていないかと思いますが、めっっっっっちゃくちゃ嬉しいです!!!!ちょう嬉しい!!!!!おどりたい(踊るな)

じゃあなんで素直にわーい!とならずにこんな感情の衝突事故を起こしているのかというと、まあ一言で言うなら「覚悟が決まってなかった」っていうそれに尽きるんですが……

 

  • ていうか刀ミュ新作に出るんじゃ?と思ってた

原因①。

全然根拠のない想像ではあったんですが、こっちの方がよっぽど可能性が高いと思ってました。

次々情報解禁される春の新作2.5のどこに名前があるわけでもない*1し、2.5にしろそうじゃないにしろ春にやる作品はもう軒並み情報が出てる。出てないのは刀ミュくらい…

今年の春の時期みたいに充電期間の可能性もあるけど、これは…と軽く覚悟を決めてました。奇しくも伊万里さん以外の新撰組キャスト4人ともスケジュール空いてるし……

と思ってたら昨日のこれ。

いやでないんかい。拍子抜け。勝手に力を入れてて勝手にすっ転びました。いや鶴丸なんかは十中八九出るかなと思ってたけど!違った!!

でもこれで、ああきっと4月後半か5月辺りに期間短めの舞台とかその辺に向けて映像でもあるのかな、また何かしらのリリイベとかファンミとかありそう、なんて予想に落ち着いたんです。春にお仕事あるなら流石にもう発表されてるだろう、ということはちょっと期間が空くってことだ!今から何か出るなんてことないよな!と思い込んでしまったので……ありました。

 

 

  • 想像はしていた、期待はしていなかった

原因②。

 

日頃のツイートを見てくださっている方はご存知かと思いますが、私は推しの方の声が大好きです。そもそも第一印象で良い声だなーって思ったところから気になり始めて今に至るので。
普通の話し声も、演技してる時の声も、歌声もとにかく大好き。技巧的なこととか発声の種類とか色々あるけど、もう単純に好みの問題。今まで聞いた中で一番好きな声だと思います。

それだからいつか、いつかもっと大きなミュージカルに出てくれないかなぁって、想像だけはしていました。

でも、まさかそれが実現するなんて思ってなかった。それもこんなに早く。

 

 

✳︎

ところで『グランドミュージカル』ってなんなんでしょうね。もっぱらこの2.5次元舞台・若手俳優界隈の人が「2.5以外」……の中でも特に、大きい箱でやるブロードウェイ・ウエストエンド発の作品辺りを指して使う言葉だと思います。東宝ホリプロ松竹とかが主催の。ややこしくなるので細かいところは割愛しますが、多分そんな認識で合ってると思う。

そのグランドミュージカルと2.5次元のジャンル名を冠したミュージカルって、違います。何かが決定的に違う。でも、じゃあ何が違うんだろう?とも思います。同じだって言えば確かに同じだし、制作・俳優の立場から「何も違わない」「分けることがナンセンス」って言う人もいる。

私は、違うのは作り手じゃなくて受け手の側なんだろうと思います。

2.5ミュの醍醐味は役者の成長を見ることにある、って言われたりもしますよね。もちろん個々人の意見感じ方はあると思いますが、ある種正しい論のように感じます。初日が未熟だったとしても、成長していって千秋楽では別物になる、別の作品への足掛かりにしていくそのカタルシスも込みでのエンターテインメントという側面が確かにある。
でも他の舞台って、ミュージカルって、そうじゃない。言ってしまえば「出来てることが大前提」で、みんなお金出して"歌や踊りに秀でた人"のパフォーマンスを観に行っている。成長や変化は見所としてあり得ても、"未熟"ってことはまずない。

そこが一番大きな違いじゃないかと思っています。作り手は等しく真摯に作品に向き合うだけだけど、受け手の求めるものが違うから必然的に提供するものも目指すものも変わってくる。

どっちが上とか下とかいう話ではないです。両者の間に貴賤なんてないし、あるべきではない。ただ現実問題、後者の方は圧倒的に役者に求める技能とそのラインが高く、多い。それが『グランドミュージカル』の世界だと思います。

✳︎

 

閑話休題

そして有澤さんはきっとそれができる、そのレベルになっていく人なんだろう、と勝手に思っていました。
この軌跡を追えていればと歯噛みした、デビューから数年での歌唱力の飛躍。初めて生で声を浴びた時の魔法にかかったような気持ち。この人はきっと凄い人だ、凄くなる人だ、って確信してしまった。いつかあの素敵な歌声がもっともっと磨かれて、その美しさで撃ち抜いてもらえたならって何度も考えた。

でも願望と同時に、薄っすらした諦めの気持ちもありました。それこそ推し始めた頃から。本当に何の根拠も無いんですけど……いくらなんでも、そんな妄想通りに行くわけないよなぁと。

このままもうしばらくは2.5が中心で、映像にもぼちぼち出ながら舞台中心に活躍していくのか、もしかしたら特撮に出たり何かのタイミングでブレイクしたり、朝ドラや大河やキー局ドラマなんかに出ちゃったりするのか……なんて未来はいくらでも想像したのに、「ミュージカル俳優」になっていくところは何故か全然思い描けなかった。単に今までの出演作がストレート多めだったからなのかもしれないですけど。
推しの方も、今後の展望を聞かれたときに舞台も映像も、ミュージカルも、って並列の中で挙げることはあっても具体的な何かの名前を出すことは全然なくて。だから期待はしないでおくつもりでした。

でも想像するのは自由だし!本人が何か言ったわけじゃないし!
こっちは勝手に想いを馳せるから、推しは自分のやりたいようにやりたい仕事で輝いて行ってくれたらいいなあ。

 

 

という感じに覚悟が全く決まっていなかったところを唐突に襲われて、爆発四散どころか粉になりました。

だって、だってベルナルドですよ!?(爆笑)(笑い事ではない)
前にも「推しにヤンキーやってほしい~」とか言ってたら南野竜くん役が来たりとかありましたけど、そこまでのは想像してないんですよ。急。
初っ端からあの長い手足で踊る推しも、殴り合いする推しも、バチバチにダンスバトルする推しも全部来ることが確定してしまった。なんだそれ。夢か?

 

 

ここまで騒ぎ倒しましたが、ウエストサイドを越えたその先に推しがどんな道を歩んでいくのかは断言できないし「『ミュージカル俳優』になるんだ!!」なんて言うことも当然出来ません。たまたま今回はグランドミュージカルに出たけど、だからと言ってそれを中心に生きていくとは限らないので……。さまざまな並列の中の一つに過ぎないという可能性は消えたわけではないので……

でも何しろ今はめでたい!!!嬉しい!!!!! 
4月が楽しみで楽しみで、嬉しくて仕方ない!!!有澤さんほんっっと~~~~~~におめでとうございます!!!!心からだいすきです!!!!!!!

 

 

 

 

*1:鬼滅もデュラもヒロステもヒプもビクついていた…どこにも来なかったけど