黄ばんだ紙切れ

最高で最高の部隊へ。

 

 

今、ただただだいすきとありがとうでいっぱいになっている。
顔がぐちゃぐちゃになるまで泣いたのは、幕末天狼傳が幕を下ろした日ぶりです。

あの急な情報解禁の日から、もう4ヶ月が経とうとしていると思うと信じられない。TLに現れたメインビジュアルを目にして冗談抜きにぶっ倒れたのも、大混乱で泣きながらスペースしたのも昨日のことのようなのに。

でも寂しくて仕方ないのは確かだけど、あの時のように苦しくはありません。
それ以上に清々しい思いが強くて、無事、と一口に言いきることは出来ないかもしれないけど、この日この場所で江水散花雪がゴールを迎えることができて本当に嬉しい。

 

 

初めて観た時、1部のあの物語に、結末に、全身が痺れて動けなかったのを今でも覚えています。そんな思いをするのはSLANG以来だった。
1公演、1秒も逃さず、全てが楽しくて毎回飽きずに心が震えた。

歌舞伎やらを引用した演出と、少年漫画かニチアサを思わせるような展開と、刀ミュでも歴代屈指の「かっこいい」に傑出した部隊。
解禁された時から我の強い奴しかいないだの全員己に牙を剥くタイプだの好き勝手言っていたけど、その特色をこれでもかと引き出して活かした仕上がりに真正面から殴られてしまった。

ギラギラ熱くて眩しい、赤と金に輝く炎のようなチームだと思う。
そして隊長の大包平は、正しく太陽だった。

 

カーテンコールで話された通り、きっと本当に大変だったんだろうと思う。
ハードワークで鳴らすカンパニーに初参加のメンバーが並ぶことも、それを引っ張ることも。公演が始まってからもずっと。
それを「大変だった!」と屈託なく伝えてくれることが嬉しかった。

だからわたしはこの崖っぷちで輝かしかった期間のことを、ずっと覚えていたい。16ヶ月前のあの日々とも合わせて。あったはずの6公演も、40公演も、足跡の一つとして抱えていたい。

 

江水散花雪。
全公演本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました。

「お前は自分の足で歩ける」と「お前は一人じゃない」を笑えるくらいに力強く叩き付けてくるこの作品に、確かに心を照らされた。

この世界一かっこいい部隊のことが大好きだし、この期間を通じて幕末天狼傳を、結びの響始まりの音を、土方歳三を。より一層大好きになった。そういう気持ちにしてくれた江水散花雪のことが心から大好きです。

 

有澤さんの和泉守兼定が、強く大きくなった姿を目にできて嬉しかった。
和泉守が帰ってきた公演がこの作品でよかった。

ミュージカル刀剣乱舞に出会えて幸せです。

 

またすぐに会えるけど、この寂しさも嬉しさも名残惜しさも、絶対に忘れずにいたい。